MushiMushi Tachikawa
教育支援協会東京西
2015-11-21

生きもの調査入門~玉川上水で昆虫を観察しよう!の模様

11月21日は、朝から良い天気でした。
立川市環境対策課主催の「生きもの調査入門~玉川上水で昆虫を観察しよう!」が開催されました。
講師は、ボス隊長!
土曜日の午後という、いつもと違う時間帯でしたが、15名の定員いっぱいの、みなさんがお集まりくださいました!
今回も、いろんなムシムシたちに出会えましたよ~~(^^)/

ムシ写真のとりかた 実演中!

「ムシの写真をとってみよう!」も、今回の大きなテーマでした。
立川市では、市内のいきもののデータベースをつくるプロジェクトを、進めていきます。
プロジェクト成功のためには…
1. ムシをみつけたら、写真をパシャリ!
2. 「いつ・どこで」という情報を添えて、写真を投稿して情報共有!
…というオペレーションを、探検隊に参加されているみなさんにも、ご協力いただくことになります。

今回から、Facebookの機能をつかって「みんなで立川市の昆虫図鑑を作ろう!」というページをたちあげ、写真の投稿の練習をかねて、先行運用しています。
来年度からは、立川市の昆虫図鑑づくりにむけた、投稿用のオープンなWebサイトも始動します!

今回の観察会では、ボス隊長の、ムシ写真のとりかた講座!も企画しました。
ちょうど、駅前のヤマモモの樹にカメムシがいました!
これを題材に、ボス隊長が実演しました。
まず、ムシへのアプローチのしかた。
いきなり近づくと虫はにげてしまいますので、遠くから、写真をとりながら、ちょっとずつ近づいていきます。

スマホとルーペで、簡易マクロ撮影

さらに、かんたんにできるマクロさつえいの方法も伝授!
スマートフォンのカメラにルーペをあてて、ルーペごしに写真を撮ると…!
大きく写せます!!
観察に便利なルーペが、マクロレンズに早変わり!

この方法で撮ったのが、こちらのモンシロチョウのさなぎ
キレイに写っているでしょ?^^

そんなかんじで、みんなでわいわい写真を撮りながらの観察会となりました。
「もう秋も終わりなんだし、ムシなんて少ないんじゃないの?」…と思うかもしれませんが、そんなことはありませんでした。
秋のムシたちや、冬じたくをするムシたちが、あちこちに息づいています。

横綱アンド雪虫

この時季になるとおなじみの、ヨコヅナサシガメの集団越冬。樹の皮のスキマに、わらわらとひそんでいました!
むりやり起こして観察しました(ごめんね~^^;)

なぜかG(クロゴキブリ。写真は掲載しません。汗)も遊歩道を歩いていたり…笑

トウネズミモチの葉っぱの裏では、ツマグロオオヨコバイ(通称バナナ虫)が葉の汁を吸っていましたし、お腹の大きなオオカマキリもいました。

そうそう、雪虫って知っていますか?アブラムシのなかまで、冬が近づくと、白い綿毛をまとって飛んでいるムシです。
正式な和名をヒイラギハマキワタムシといいます。
この綿毛は、体から分泌したロウ質でできているそうです。

北海道や東北では「雪虫が飛ぶと、もうすぐ雪が降る」と言われているようですね。
(北海道でたくさんとぶ雪虫は、トドノネオオワタムシという種類です)

アカボシゴマダラ幼虫

また、アカボシゴマダラの幼虫(ムシムシ探検隊通称:アーちゃん)も、エノキの若木の葉に、そっととまっていました。
アカボシゴマダラは、幼虫で越冬します。このアーちゃんも、冬じたくでしょうか。
ツノの先がハートマークになっているところがなんともオシャレだと思います。

今回はまだ、クロスジフユエダシャクにはチョット早かったようで、その姿は確認できませんでした。
これは次回12月に期待ですね~

次回も玉川上水です。今回とは逆方向の西の方を探検します。
12月も、観察会でお会いしましょう!

関連情報 ムシムシ探検隊 12月@玉川上水

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