MushiMushi Tachikawa
教育支援協会東京西
2015-10-18

盛況!ムシムシ探検隊 10月の模様

秋本番、さわやかな10月。18日午前は、やや雲が多いながらも観察会向きの天気でした。
場所は、立川公園です。ちなみに去年10月のムシムシ探検隊も、ここ立川公園でした。

サクラの木の皮は、ムシの宝庫です!

たちかわ水辺の楽校から申し込んでいただいた方も数多く、総勢30名ほどの盛況なムシムシ探検隊となりました!
ありがとうございます。
そして、こどもたちがたくさん参加してくれました。心強いですね。

ムシムシ探検隊のボスがいつも言っていることですが、「ムシムシをさがすのは、こどもの目がたより!」です。
葉っぱの裏側にいる虫とか、ちっちゃい虫とか、こどもたちが低いところの目線で、よく見つけてくれます。
(オトナはどうしても、いろんな意味で上から目線なのです…笑)

立川公園は、1年前とはちょっと様変わり。
来年度から改修工事が始まるとのことで、花壇や、オギ(ススキに似た植物)のくさむらなんかがなくなってしまいました…。
さらに、月初めまであった草の生い茂った場所が、刈り取られておりました。
それでもここは、水辺や林、草地など、変化があって、いろいろなムシが期待されます。
しかも今回は、たくさんのこどもたちの目が光ってます!

草の間を跳梁する、バッタの仲間いろいろ。
葉裏に産み付けられた、うどんげの花(クサカゲロウ類の卵)。
交尾中のオオカマキリ。
水面をすべるアメンボ(あと、クモも水面を走っていました!)
イラクサ科(アカソ、カラムシなど)の葉っぱを食べ、おどかすとブルブルゆれるフクラスズメの幼虫。(スズメガ科ではなくてヤガ科の蛾です)
地面に蠢くケバエの幼虫…

と、こんなにいろいろなムシが見つかりました!

バッタ目
・オンブバッタ
・ショウリョウバッタ
・ショウリョウバッタモドキ
・ヒメクダマキモドキ(?)
・イボバッタ(?)
・コバネイナゴ
・エンマコオロギ
・ハラオカメコオロギ(?)
・カネタタキ♀
・ヒシバッタ類

カマキリ目
・オオカマキリ
・コカマキリ

ヨツモンマエジロアオシャク

チョウ目
・アオスジアゲハ
・アカタテハ
・ツマグロヒョウモン
・ヤマトシジミ
・ベニシジミ
・エビガラスズメ(幼虫)
・セスジスズメ(幼虫)
・フクラスズメ(幼虫)
・ミノガ類(幼虫)
・ヨツモンマエジロアオシャク

カメムシ目
・アメンボ
・ヨコヅナサシガメ
・ミナミトゲヘリカメムシ
・ホオズキカメムシ
・オオヨコバイ
・ツマグロオオヨコバイ(通称バナナ虫)

コウチュウ目
・ナミテントウ(成虫・さなぎ・幼虫)
・ナナホシテントウ
・ダンダラテントウ(?)
・ヒメカメノコテントウ
・ゴミムシ類

うどんげの花(クサカゲロウ類の卵)

アミメカゲロウ目
・クサカゲロウ類の卵(通称うどんげの花)

ハチ目
・ニホンカブラハバチ

ハエ目
・ケバエの仲間



ショウリョウバッタモドキ

昆虫以外
・タナグモ類(コクサグモ?)
・ハシリグモ類
・スジエビ

午後、観察会が終盤の頃から雲がとれてきました。
日差しとお花があったら、チョウのなかまがもっと見られたかもしれませんね。

つぎは、11月21日の午後です。立川市環境対策課の事業になります。
晩秋の玉川上水で昆虫をさがしてみましょう!

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