MushiMushi Tachikawa
教育支援協会東京西
2016-05-08

ムシムシ探検隊 5月の模様

5月のムシムシ探検隊は、ゴールデンウィークの締めくくり、8日に矢川緑地で実施しました。
前月(4月)の回が、天候不順で中止になってしまったので、今回が平成28年度のスタートの回です。
掲載が遅くなりまして、申し訳ありません。

5月の探検隊は、晴天に恵まれて、メンバーも充実。多種多様なムシを発見、観察することができました。
前回の探検隊から2ヶ月。すっかり濃くなった緑のなかでの探検です。
2016年も、ムシがたくさんいるシーズンのスタートですね。

湿地の中にはハンノキが育っています。
ハムシの中では大型のハンノキハムシが、その葉っぱを食べています。たくさん確認できました。

大型のカメムシ類では、ヨコヅナサシガメの成虫と、アカスジキンカメムシの幼虫・成虫を観察できました。
写真はアカスジキンカメムシの成虫。羽化したてでした。まだ色が薄いですね。このあと、あざやかな赤と緑の光沢模様になったはずです。

ダイミョウセセリがハルジオンの花で吸蜜しています。翅を開いて止まることが多いようですね。
チョウの仲間では、ほかにコミスジ、ヒメウラナミジャノメ、アオスジアゲハなど、たくさんの種類が飛翔していました。
ヒゲナガガは、シーズン終盤の個体がちょっとだけいました。

ちょうど開花期となったエゴノキの葉には、オトシブミの「ゆりかご」がぶら下がっていました。
エゴツルクビオトシブミのしわざかもしれませんね。

雑木林の中には、何年か前の台風で倒れた樹が積まれて朽ち木となり、さらに落葉の積もっている場所があります。
そこにはカブトムシの幼虫がおりました。
手に乗せると、いきなりフンをひり出しました。笑
カブトムシの幼虫は腐植質を食べているので、フンも腐葉土的なニオイがするのかと思っておりましたら、実際にはけっこうそれらしい、強めのニオイがして、意外に感じました。

平成28年度も、ムシムシ探検隊をどうぞ宜しくお願いします!

アカスジキンカメムシ

ダイミョウセセリ

エゴノキの「ゆりかご」

カブトムシの幼虫

▲このページの最上部へ