MushiMushi Tachikawa
教育支援協会東京西
2016-10-23

ムシムシ探検隊 10月の模様

立川公園でのムシムシ探検隊は、去年の10月以来、ちょうど1年ぶりとなりました。
ビオトープの造成工事などで、しばらくご無沙汰していましたので…
天気にめぐまれ、チョウやバッタのなかまたちが元気に活動していましたので、充実した観察会となりました!

ケラです!

スタートもそこそこに、ケラをみつけてくれたこどもたちがいました。
新しくできた、ビオトープの池のほとりにいたようです。
なかなか、まじまじと見ることの少ないムシですね。
やっぱり、こどもたちのムシを見つけるチカラはスゴイです。
新しいビオトープなので、これからいきものの種類が増えていくのが楽しみでもあります。

ここには、立川市で唯一の田んぼがあります。
探検隊の前の週に稲刈りがすみ、ちょうどハサ架けして乾かしているところでした。
田んぼのへりには用水路があって、ミゾソバやジュズダマなどのなつかしい水辺の草も生えています。

キチョウ(キタキチョウ)

開花中のミゾソバの花に、キチョウ(キタキチョウ)などのチョウが吸蜜におとずれていました。

カラムシという、繊維のとれる草がいっぱい茂った一角。
ここは、工事が入らず、昔の立川公園からそのまま保たれている環境で、多くのムシたちのすみかになっています。
カラムシなどのイラクサ科を食草とする、アカタテハの幼虫と、フクラスズメの幼虫が見つかりました。
どちらもイガイガトゲトゲで、いかにもあぶなそうだけど、無毒。さわっても平気です。
フクラスズメは、スズメ、とつくけれど、スズメガの仲間ではないガです。幼虫は、驚かすと全身をブルブル震わせて威嚇する性質があります。

ウラギンシジミも見ることができました。
シジミチョウ科にしては大型で、活発に飛びますので、ヤマトシジミなどとはずいぶん印象の異なるチョウです。
オスのはねの表側は赤、メスは水色のもようがあります。

フクラスズメの幼虫。さわっても大丈夫です。

今回は、こんなムシたちがみられました。

チョウ・ガのなかま
アカタテハ
ウラギンシジミ
ウラナミシジミ
ベニシジミ
ヤマトシジミ
キチョウ(キタキチョウ)
ツマグロヒョウモン
オオスカシバ
アカハラゴマダラヒトリ幼虫
など

甲虫のなかま
アオドウガネ
ヒメカメノコテントウ
キイロテントウ
ムーアシロホシテントウ
など

カメムシのなかま
ヨコヅナサシガメ
アメンボ類
など

トンボのなかま
アキアカネ
など

ウラギンシジミ。かっこいいですね

バッタ・カマキリのなかま
オンブバッタ
ヒナバッタ
コバネイナゴ
ケラ
エンマコオロギ
など

昆虫以外
アリグモ
マミジロハエトリ
アメリカザリガニ
など

立川公園は、11月から再び工事のため、利用ができなくなるとのこと。
10月のうちにここで探検ができて、本当によかったです。

さて、9月より本格始動している立川いきものデータベース、もうごらんいただけましたでしょうか?
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これは「みんなでつくるデータベース」です。立川市内でみかけた昆虫たちの写真の投稿も、お待ちしております!^^
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関連情報 立川いきものデータベース(虫フォトコンテストin立川へのリンクもあります)

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