2017年スタート。 ムシムシ探検隊1月の模様
2017年ことはじめのムシムシ探検隊!先月に引続き、玉川上水で開催いたしました。
二十四節気で
「大寒」(だいかん)という、1年でも
最も寒いといわれる季節です。
昨年1月の探検隊は霜がビッシリ降りて、ほんとうに寒かった記憶がよみがえって来ました。
でも今年は
暖かかった!風も弱く、日差しもあって、活動しやすいコンディションでした。
先月とは反対側、駅から
東側へと探検。
樹の皮のスキマ、落ち葉の下、草の根元など、ていねいに探しました。なかなかムシたちが姿を現しません…。
でも、しばらくして、何種類かのムシムシたちを見つけることができました!
樹の幹につかまっているイガイガのムシは、
トホシテントウの幼虫です。
この1本のトウネズミモチの樹に何匹も!驚きました。
幼虫で越冬するんですね。
トホシテントウの食草であるカラスウリやアマチャヅルは、冬は枯れていますから、幼虫は冬の間は何も食べないのかな?
木の皮のスキマに隠れていたのは…蛾でした。
デコボコマルハキバガでしょうか。
デコボコ…面白いネーミングですよね(笑)。
日が昇って暖かくなってくると、飛ぶ虫も出てきました。
ヒラタアブの仲間が木の上でホバリングしています。探検隊のひとりが指を出すと止まってくれました!
暖かい日とはいえ、やっぱり冬。ときどき冷たい風がヒューっと吹いてゆきます。
風が吹いても流されないでホバリングできる能力はすごいですね。
そして昆虫ではないのですが…
ワカバグモも2匹ほどいました。鮮やかな色ですね。この個体は脚が若干紅色が差していますので、♂かと思われます。
クモが活動しているということは、エサになる虫たちもどこかに居るということですね。
*写真が下にあります。同定の誤りなどがありましたらご指摘お願いします。
このほか、
ナミテントウの成虫や
トビケラ類?などを確認することができました。
今回は暖かかった割に、虫の発見数が少なめでした。
夏にはどこもムシたちであふれている玉川上水ですが…冬越しのしやすさが、場所によって違うのかもしれないですね。
今回、探検した駅の東側は、前回探検した西側に比べて、下草が少なく、土が乾きやすいように感じました。そういうことも理由かもしれません。
これもまた
学びでした。
次回、2月は西立川駅に集合、立川崖線での探検を予定しています。
2017年も楽しく探検しよう!
トホシテントウ幼虫
デコボコマルハキバガ
ヒラタアブの仲間
ワカバグモ