MushiMushi Tachikawa
教育支援協会東京西
2017-04-16

平成29年度スタート!4月のムシムシ探検隊の模様

4月16日、平成29年度最初のムシムシ探検隊が開催され、残堀川親水広場から多摩川左岸を探検してきました!

天気に恵まれ、まばゆい春の陽射しに、既に朝から暑いくらい。種類も数もたくさんのムシたちが活動していました。

ナガメとヒメナガメ

河原には菜の花(セイヨウカラシナやアブラナ)が咲き、遠目にも黄色い雲のようです。
さて、そんなアブラナ科の植物に近づいてみますと…
黒とオレンジの派手なムシがいくつもいます。
これはナガメヒメナガメ。ちょっと模様が違います。

カメムシ類は他にも観察できました。

ブチヒゲカメムシ

赤茶っぽい背中に、白黒のふちどりがあるのはブチヒゲカメムシ。触角もシマシマです。
渋く、かつメリハリのある色づかいで、かっこいいカメムシですね。

このブチヒゲカメムシを調べるのに、いきものデータベースが役立ちました!
おかげさまで現在、すでに1,000件以上のムシたちが同定済みでアップされていて、昆虫図鑑としての機能も持ち始めています。


チョウも多彩にみられました。

ベニシジミ 春型

こちらはベニシジミの春型です。よくいるシジミチョウ普通種ではありますが、この鮮やかな色合は春にふさわしいと思います。
夏型はもっと黒っぽい翅をしています。
シロチョウ類、シジミチョウ類、またタテハチョウ(キタテハ?)も観察できました。
いずれも動きが俊敏で、なかなか止まってくれず、種類がはっきり判らないこともありました。
やはり気温が高いと、ムシがすこぶる元気ですね~

ツマキチョウ ♂

こちらはツマキチョウといいます。
ツマキチョウはシロチョウのなかまで、遠目には大きさや色味がモンシロチョウなどに似ていますが、飛び方が独特で、なんだかたよりない飛び方。
オスは翅の先端に黄色い部分があり、和名の由来となっています。
また翅の裏側には緑い色っぽい、網目状の模様があって、これも独特です。
写真のツマキチョウは捕虫網に入っておりますが、このあとリリースいたしました。

このほかヒシバッタ類やナミテントウ、ナナホシテントウ、そしてカゲロウのなかま…などなどが観察できました。
ことしも暖かくなって、本格的な虫さがしシーズンの到来を感じました。
今年度も、楽しく探検していきましょう!!

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