MushiMushi Tachikawa
教育支援協会東京西
2018-05-20

探検隊5月 川上洋一先生と定点観測@矢川緑地の模様

5月のムシムシ探検隊は、立川市環境対策課との協働事業として川上洋一先生を講師にお迎えして、3月に続き矢川緑地での観察会を開催しました。
親子で参加する方、お一人で参加する方いろいろでしたか、子ども5人大人11人の合計16人の参加でした。

植え込みの脇に鳥の羽が散らかっているのを見た川上先生は「うぬぬ、もしや…」とそのあたりをガサゴソと。
「やっぱり、いた。」と、本日はじめの昆虫は、オオヒラタシデムシでした。
生き物の死骸を片付けてくれるお掃除屋さんとの説明に、子ども達も興味津々。

湿地帯の木道を進むと、ハンノキの葉には、青っぽくメタリックに光るハンノキハムシを発見!ハンノキハムシの幼虫もたくさんいました。

ハンノキの幹には大きなヨコヅナサシガメが、葉っぱにはムーアシロホシテントウや、カメムシの卵がいました。

コメツキムシの仲間のサビキコリを見つけた川上先生は、「ジャンプ大会をやるぞー」と子ども達を集めましたが、肝心のサビキコリはその気にならず、ジャンプはしませんでした。
まあ、そんなこともある。

ちびっ子が白いチョウチョを捕まえたのでみんなで観察しました。スジグロシロチョウでした。モンシロチョウに似ていますが、羽の裏に黒い筋があります。

テングチョウも捕まえたのでみんなで観察しました。なんで「天狗」って言うの?と川上先生が質問、みんなチョウの顔を見て納得でした。

朽木の隙間にはコクワガタもいました。その脇には、なんとシモフリスズメが。初参加の女の子は、突如大泣きに。「大きくてびっくりしたー!」と。若い女性の方は、「モフモフしていてかわいい」とうっとりしていました。

今年は都内で大発生していると噂のキアシドクガも見つけました。川上先生から「毒蛾と名前がついているけど、毒はないので大丈夫」と説明を受け、みんな安心してじっくりと観察しました。「蛾も意外と綺麗」との感想がありました。やはり実物を観察すると、親しみも湧いてくるものです。
その他、エゴツルクビオトシブミのゆりかご、アカシマサシガメ、ウズラカメムシ、オオヒラタシデムシ幼虫、コミスジ、ジャコウアゲハなど、さまざまなムシたちを観察できました。

川上先生、楽しい時間をありがとうございました。
ご参加の皆様、ありがとうございました。
6月は17日(日)に、諏訪の森公園を探検します。また一緒に楽しく観察しましょう!

楽しい探検!

テングチョウ

シモフリスズメ

キアシドクガ

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